足元から集中力を守る ~冬のオフィスでできる冷え対策&快適環境づくり~
- ITO OP

- 3 分前
- 読了時間: 3分
冬の朝、出社していつもの席に向かうと「足元がひんやり」「手先が冷えてキーボードが思うように打てない」など、室内でも冷えを感じることは少なくありません。
実は、冷えは単なる不快感だけでなく、集中力低下・作業効率の落ち込みにもつながるとされています。例えば、作業効率は室温21〜22℃付近で最も高く、それを下回ると低下するという実証研究もあります。 また、冷たい空気は下に、暖かい空気は上に移動する性質があるため、暖房を使用しても足元が冷えることも多くあります。
そこで本記事では、冬のオフィス環境を快適に保つための “冷え対策&環境づくり” を、すぐ実践できる3つのポイントにまとめました。
1.冷えが及ぼす影響と快適温度の目安
オフィス内での温度・気流・着衣量などが「熱快適性」を左右し、これはそのまま生産性や満足度にも影響します。特に、手足が冷えると血流が鈍くなり、肩こり・疲労・アイデアが出にくいといった悪循環を招きやすくなります。
室温の目安としては、座って静かに作業している時間帯で20〜26℃あたりが適温です。これを下回らないよう、環境と服装の両面から工夫を。
2.自分でできる防寒&グッズ対策
まず服装は「レイヤード(重ね着)」が鍵。薄手ニット+カーディガンなどの羽織りものを合わせることで温度に合わせた体温調節が手軽にできます。足元にはレッグウォーマーや暖かい素材の靴下を履くことで冷えにくくなります。
次に、席の足元対策として「足元ヒーター」や「膝掛け」、デスク下に足置きマットを設置するのも有効です。さらに、手先ケアとして「アームウォーマー」など手首を温めるアイテムを用意しておくと、手元の冷えが軽減でき、キーボード操作のストレスも減ります。
3.オフィス・在宅兼用環境の見直しポイント
出社と在宅勤務の両方を行う場合、環境ギャップが生じやすくなります。
在宅では暖かくても、出社時席が窓際で冷気が入る…というケースも。
まず「窓・ドア・通路からの冷気流入」をチェックし、隙間テープやカーテン、窓に断熱シートを貼るなどで、窓からの冷気を遮断できます。
照明も「暖色系」を選び、観葉植物やラグで “視覚的な暖かさ” も演出すると心理的な快適感アップに。加えて、暖房使用時の乾燥も冷え感を助長するため、換気と加湿を併せて意識すると体調維持にもつながります。
また、長時間同じ姿勢でいると血流が滞り冷え・だるさを誘発するため、30分に一度は立ち上がって軽くストレッチを。テレワーク時もデスク下で足踏みや足首回しを行うと、効果的です。
冬の“冷え”を軽視すると、仕事の質・環境・体調すべてに影響が出かねません。
すぐに取り組めるステップとして「デスク回りの冷気ルートのチェック」「足元あたたかグッズを一つ導入」「30分に一度、体を動かす習慣を始める」という3つをおすすめします。
快適なオフィス環境づくりは、自分自身への“働きやすさへの投資”です。





コメント